りりくる ～LIly LYric cyCLE～

	「えっと、年が明けてちょっと経っちゃったけど……」
	「改めて、新年のご挨拶をさせていただければと思います」
	「ってことで、明けまして、おめでとうございまーす！」
	「みんな、今年もよろしくね～♪」
	「あぁ、お嬢様かわいいですっ！」
	「変なのも交ざっているけれど……」
	「アリスちゃん、縁起がよさそうではあるよね」
	「どういうことなのよそれ……」
	「今年もお嬢様の、脳トロボイスで罵られたいです！」
	「去年そんなことしてた覚えないんだけど」
	「まぁまぁ。今月はいよいよ、りりくるVol.3が発売されるわけだしさ」
	「うふふふ……お嬢様ぁ……すりすり……♥」
	「うぐ……そっ、そんなことより、今回は何か新年っぽいこと話した方がいいんじゃないのっ」
	「じゃあ～、今年の抱負とかなんかある？」
	「え？　ん～、そだなー……今年はお姉ちゃんが、もうちょっと素直になってくれるといいかな～」
	「なによ……十分でしょ……。大体それ、抱負でもなんでもないし」
	「な～んてねっ、冗談だよっ。いつも通り、ちゃんと面倒看てあげるからさっ」
	「ふん……別に、頼んでないし……／／／」
	「へへへっ。は～いはい」
	「あたしは陽奈と一緒に初詣行って、これからもずっ～と陽奈と一緒に仲良くできますように、ってお願いしたよ！」
	「え、そんなこと、お願いしてたの……／／／」
	「ていうか、そういうのって言っちゃってもいいんだっけ？」
	「平気平気、あたしたちには、そんなの関係ないもんね、陽奈っ」
	「うん。ずっと一緒だもんね」
	「おやおや、お熱いねぇ」
	「う、羨ましくなんか、ないわよ……っ」
	「いや、何も訊いてないんだけど」
	「ぎぬぬ……！」
	「お嬢様ぁ……せっかく私たちのお当番回の発売が近いんですから、私も何かお年玉的な扱いが欲しいです！」
	「しょ、しょうがないわね……」
	「じゃあ、その……いつもありがと、ってことで……なでなで……／／／」
	「わんわん！」
	「うぅ……やっぱ、うざい……／／／」
	「……なんだか、今年も平和そうね」
	「なら、いいんじゃないの？」
	「うふふっ♪　また１年、楽しくいきましょうね！」
	「う、うん」
	「なんだかいつも通りな感じで、ちょっと安心だね」
	「そんなこんなで、今年も『PARTICLE』と『りりくる』を、よろしくお願いしまーす☆」